清らかな水。
湧きい出る水。
日本は豊かな水の国ですね。
そこにあって当たり前のような水。蛇口をひねればジャーっと水が出てくるのは、当たり前のようですが、当たり前でもありません。そしてこんこんと湧き出る湧き水。それには命が膨らむような力があります。
水は浄化の力を宿します。また命を運ぶことも。時を見ていく鏡にもなります。玄関等に盛り塩をするのと同じように、祓い清める意味を作る水の使い方もあります。
むかしむかし、まだ時の流れが緩やかな時代の頃、玄関先に打ち水をするのは、良くあることでした。涼を取る意味合いが強いですが、場を清めると言う神道的な意味合いもあります。今ですと料亭さんなどでお店の玄関先などにされる打ち水は、お客様への心遣いともなります。また玄関を洗う事も清める意味になりますね。
水は様々な命に携わります。五行からなる木・火・土・金・水の思想にも水は欠かせません。ですが一つのものでは本来の力は発揮出来ないものです。他の四つとの兼ね合い・バランスでそれぞれの良さや特徴が発揮されていきます。
水は様々なものがあるから生まれます。他のものもそうですね。ものも人も一つでは成り立たないものです。
水のように清らかな心となり、また様々なものに感謝しながら、日々努めていくならば良きようになっていくでしょう。