柴燈大護摩修法◇火渡り

3月21日当日はあいにくの大雨だったのですが修験のお山は人で溢れ、作法がはじまるのを今か今かと皆で待っていました。

まず神社様で宮司さんの柴燈大護摩修法祝詞奏上のあと、長い長い階段を大僧正様や行者さんが「ざ〜んげざ〜んげろっこんしょうじょう〜 懺悔懺悔六根清浄」と歌うように唱えながら登ってこられます。

行者さんは相応の修行を積まれた強者の男性や、20代くらいの女性、10代の男の子もいました。

 

 

大雨の中、肅々とたくさんの作法が行われ、その間ずっと行者さんと一般の参加者全員で般若心経をとなえます。驚きましたのは大僧正様が印を組みながら呪文をとなえるとピタッと雨がとまりました!雨がやむというより止まったのです。

そして東西南北、天と地に礼をし結界の矢を打ち込みます。いよいよ積み上げた壇に火を入れ、ものすごい煙とともに炎があがりました。その炎の中に修法した護摩木を焚べていきます。

ご応募くださいました皆さまの護摩木も修法し炎で焚き上げました。

私は炎の壇から3メートルくらいの位置にいたのですが、炎も煙もいつもの年より凄くて火傷するかもしれないと思うくらい熱かったです。

ようやく火がおさまり最後は火渡りです。

あちこちから熱い!と声が聞こえましたが、精神統一して私も火を渡りました。踵を少し火傷しましたが無事に終わってホッといたしました。

打ち込んだ矢

写真の真ん中の矢は、西の方位に打ち込んだ矢を行者さんが下さったものです。

西は金運、財運に関係する方位でもあります。

皆さまの金運・財運が良くなり、守られますようお祈りいたします。

天音

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